恐怖のプレゼン それが払拭したきっかけ

大学での講義

新米 司法書士
私もセミナーとか、やっていきたいと思っていますが、人前で話すのが不安です。川嵜さんは、最初から人前で話すのが得意だったのですか?
かわさき
全くそんなことはありません。最初はボロボロでした。でも、あるきっかけで、人前で話すことに自信がつくようになりました。

今では、年間50本くらいセミナーをしています。北は北海道から、南は九州までと、全国各地からお声をいただいております。

でも、最初から人前で話せたわけではありません。
最初はボロボロで、仲間からもダメ出しを受けていました。

きっかけとなったある研修会

司法書士になって3年くらいのとき、参加した研修会がきっかけでした。

それは、課題となる相談事例について、検討してプレゼンする研修会でした。
検討結果をプレゼンし、その内容を競うコンペのような研修会です。

私は司法書士仲間5人と参加することにしました。

課題は研修会の1ヶ月くらい前に出題されます。

チームで綿密に検討し、私が発表(プレゼン)担当になりました。

当日の2週間前くらいのときに、プレゼンのリハーサルを行いました。

チームのメンバーの前でリハーサルをやっているときから、「こりゃダメだな」と思いました。自分でも、全くまとまりがなく、ポイントがわからないプレゼンだと感じたからです。

案の定、チームのメンバーからは

「何を言っているかわからない」
「全く心に響かない」

さんざんな、評価です。

本番まであと2週間。

時間がありません。
それまでに何とかする必要がありました。

とても焦りました。

妻からの一言が、自信をつかむきっかけに

失意の中、帰宅しました。

しかし、妻の一言が全てを変えるきっかけとなりました。

かわさき
プレゼンってすごく難しいね。どうしたらいいんだろうね。
プレゼンならスティーブ・ジョブズが世界一だよ。
かわさき
スティーブ・ジョブズってだれ?

アップルの創業者スティーブ・ジョブズのことを当時私は知りませんでした。

さっそくYoutubeでスティーブ・ジョブズのプレゼンを検索するとたくさん出てきました。

・iPod の発表のプレゼン
・iPhone の発表のプレゼン
・MacBook Air の発表のプレゼン

中でも、MacBook Air の発表のプレゼンはすばらしかった。

「封筒に入るくらい薄い」とスティーブ・ジョブズが強調します。その後、実際に封筒をかかげ、その封筒からMacBook Air を取り出したのです。そのシーンは、鳥肌が立ちました

MacBook Airが入っている封筒をかかげるティーブ・ジョブズ

封筒からMacBook Airをとりだし、

誇らしげに、MacBook Airの薄さを披露します。

それからは、ジョブズのプレゼンを貪るように見ました。
表情、間の取り方、キーノート(パワポ)で表示されること。
しかし英語なので言っていることがよくわかりません。(汗)

どのような構成で発表しているのか。

アマゾンで調べると、ジョブズのプレゼン方法を解説している本がありました。

早速購入し、ジョブズのプレゼンの方法を研究しました。

その本で、人が引きつけられるスピーチには一定の理論や法則があることを学びました。

また、練習が大事ともあったので、自分一人で何度も何度もリハーサルをしました。

チームのみんなには迷惑はかけられない。
そして、ちょっぴり見返してやりたい。

そして迎えた当日、本番

失意のリハーサルからわずか2週間。しかし、少しは自信がありました。
あれだけ研究してあれだけ練習したのだから。

そして私のチームの順番が来ました。
私はプレゼンターとしてプレゼンを始めます。

最初から、聴衆をグッと引きつけることができました。

「このようなケースではどうしたらいいのか?」
会場に質問を投げかかけ、3秒程「間」をとり、会場の中を数歩歩きます。会場はしーんとして、私に注目しています。私の次の言葉を固唾を飲んで待っています。私は会場を完全にコントロールしていました。最後のまとめも上手くいったようです。

終わった後、われんばかりの拍手をいただきました。

そして結果発表。

私のチームは優勝こそ逃しましたが、プレゼンに対し私はMVPをいただきました。

わずか2週間の研究と練習で、です。

その後は講師の依頼がどんどん舞い込むように

その後、とある機関から研修会の講師をして欲しいという依頼が来ました。

私は少し不安でしたが、スティーブ・ジョブズの理論で、研修会を組み立てました。

結果は、とても盛況でした。
「わかりやすかった」
「時間があっという間に過ぎた」

たくさんの嬉しい意見をいただきました。

その後は少しずつ、講演会の依頼が増えてきました。

今では、年間50回以上、講演会をしています。

大学での講義

大学での講義

市民セミナーの様子

市民セミナーの様子

司法書士への研修会

司法書士への研修会

民間企業の研修会

民間企業の研修会

NHKでの解説の様子

テレビでも解説

ロータリークラブでの卓話風景

社会奉仕団体での
卓話(講演)

あなたも、人前で話せるようになれる!

私は、最初から人前で話せたわけではありませんでした。

最初はボロボロでした。何を伝えたいかも理解してもらえませんでした。

妻の一言で、世界最高のプレゼンターであるスティーブ・ジョブズを知り、彼を研究することにより、少しずつ自信をつけてきました。
今ではセミナーを楽しく感じています。そのおかげか、各地からお声がけをいただき講演会は年間50回を超えるようになりました。

話し方、伝え方には一定の理論があります。
それを知ればいいのです。
ただ、学校で習わないので、ほとんどの人が知らないだけです。

この理論さえ知れば、あなたもきっと人前で話すことに自信をもてるようなりますよ。

編集後記

新米 司法書士
人前で話す理論はどのようなものですか?
かわさき
それは、今後このサイトで紹介していきますね。でも一言で言うなら「自分が言いたいことより、聞き手が聞きたいことを言う」でしょうか。聞き手を中心にスピーチを組み立てることが重要です。といっても、私もまだまだ半人前なんですがね。(笑)

私を変えた一冊

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

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コメント

  1. […] 者のスティーブ・ジョブズ氏をかなり研究しました。 その記事はこちら。 […]

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