お盆に読んで感銘を受けた本の紹介をしようと思います。
今回読んで良かった本はこちら
「サイコロジー・オブ・マネー」
モーガン・ハウセル (著), 児島 修 (翻訳)
とりあえず、Youtubeに要約の動画があるので、そちらも手っ取り早いかも
サラタメさん:https://youtu.be/1eb1Vw4P_2U
ここで特に、なるほどと思ったのは
・長く続けろ
・手数は多く打て
の2つですね。
どちらもお金のことというより、今やっている事務所運営や監督人協会の運営に関することなんですね。
長く続けろ
僕は、実は、飽き性でして、
「もう司法書士やめて、別なことしようか」
なんて思うことがときどきあるんですね。(笑)
事務所開いて、人も増えてくるといろいろ大変なんですよ。(苦笑)
今思うと、事務所開いたばかりの頃が、気楽で楽しかったかも
なんて思うこともあるんですね。
仕事はあまりなかったけど
でもよくよく考えると、事務所を続けるうちに、
・いろいろなネットワークもでき
・お客さんも増え(蓄積され、リピートや紹介も増える)
・スタッフは熟練され
・仕事の進め方は機能的になり
・システムもクラウド対応でリモートワークも普通
これね
・書籍や機材も充実
なんて、書いているうちに、すごいなって我ながら思いました。(笑)
確かに、開業したばかりの頃のよちよち歩きの頃とは比べようがないですね。
これをさらに続けていけば、もっと基盤がしっかりしてくるかもしれませんね。
本書では、ウォーレン・バフェットがどうやって莫大な富を築いたかを引き合いに解説しています。
10歳から89歳(本書執筆時)まで、一貫して投資を続けたことが、今の彼を作ったと。
燃え尽きないで、引退しないで、継続したことが一番の理由だとしています。
実際、バフェットの資産の95%が65歳以降に築かれたとのこと。
65歳で引退していたら、今の資産の5%しかなかったことになりますよね。
(それでも莫大なのでしょうが。)
本書を読みながらこれを事務所運営や、協会の運営に当てはめながら読んでいました。
協会の運営も確かに大変です。実は。
でも立ち上げた頃に比べると
・案件管理システムはあるし
・メンター制度の利用者もいるし
・バズ・ダラ会などを通じて確実に認知度はアップしているし
などなどを考えると、やっぱり続けることが大事と思いました。
本書を読みながら、これからもがんばっていこう、って思えました。
手数は多く打て
これもなるほどと思いました。
例えば「ディズニー」
ディズニーの最初のヒット作「蒸気船のウィリー」(1928年)
これでアニメーターとしての地位を確立しましたが、その後は鳴かず飛ばず。
400本以上もヒットしなかったとのこと。
それを一変させたのは、
「白雪姫と7人の小人たち」(1938年)
この作品だけで、それまで同社が稼いだ収益の全てより桁違いの収益を上げたそうです。
全てヒット作を出しているように見えるディズニーですが、
実は、ヒット作は数百分の1の確率。
続けたことも大事だったんでしょうね。
アマゾンもそう。
今では超巨大企業になっていますが、そのアマゾンの収益源となっている事業は
実はたったの2つ
「アマゾンプライム」と「アマゾンウェブサービス(AWS)」
そういえばアマゾンは様々なサービスを出しては消え、していましたよね。
アマゾンがこれまで立ち上げた数百に及ぶ製品やサービスの中から
同社を支える存在は
たった2つの事業だったんですね。
このように、全体の行動のわずか1%以下の行動が、
成否を決めている
ということは良くあるようです。
これを事務所運営などに当てはめると同じことが言えるかもしれません。
事務所を立ち上げた頃は、どうやって事務所を運営していくかわかりません。
様々なことをトライしていました。
そして、結局今でもやり続けていることは2つや3つくらい。
それもまた変わるかもしれませんけどね
(あ、本書でも、「人の考えは変わる」って紹介していました)
何が上手くいくかはわからない。
だから、とにかく様々、トライすることが大事。
そういえば、
「早く実行して早く失敗しろ」
って、よく言われますからね。
本書にも書いてありますが、
どんなに優れたビジネスリーダーでも
製品や戦略のアイディアを成功させられるのはせいぜい半分
とのこと
確かにそうなんでしょうね。
僕は、西野亮廣さんをけっこう研究していますが、
彼は今でこそ、映画を成功させたり、ミュージカルを成功させたりしていますが、
彼の打ち手はトライ&エラーの連続です。
さっさとトライして、上手くいかない部分を見つけて、そこを改善して
いわゆるPDCAを繰り返していますよね。
ということはまずは
打ち手を多く打つ、
これが大事なのかなって感じました。
お金の心理学に関する本なのに、自分の事務所運営ですごく参考になったなって思います。
「サイコロジー・オブ・マネー」
モーガン・ハウセル (著), 児島 修 (翻訳)
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