価格競争を避けるために、していること

2022年の出生数が80万人を切ったこと。
10年前、2012年の出生数は約104万人。
わずか10年で24万人も減っています。

10年で約1/4減ったというのは衝撃。
#なんというスピードで子どもの数が減っているのか

さらに、自然増減数(出生数-死亡数)は、2021年で約▲61万人とのこと。

ここから見えてくるのは、薄利多売というやり方は
成り立たなくなってくる。

つまり、高く売る技術が必要とされる。

このことについては、西野さんの新刊でいろいろ書かれています。
「夢と金」 西野亮廣 著
https://amzn.to/44vUH0F

西野さんの追っかけをしている川嵜としては、
(だから、先日、西野さんの講演会も主催しました)
価格競争をしないことは、もう、何年も前から意識していました。

それで、今回は、私が意識している
脱!価格競争を整理してみたいと思います。

まずは、価格競争になるやり方はしない

当事務所では、「ある方法」での問合せは価格競争になることが多いです。

それは、「ホームページ」からの問合せ

これ、ダメですね。やり方がダメなのかもしれませんが。

ネットって、みんな良いこと書くじゃないですか。
うちは専門性ありますよ、とか
誠実に対応しますよ、とか

結局見ている方はどれが良いかわからない。

結局、どれも同じに見える。
そうすると、価格くらいしか違いがわからなくなる。

あなたもそうじゃないですか?

ネットでいろいろ調べると、「じゃ、結局いくらなの?」って
価格を見たくなる。

つまり、あなたのホームページを見る人も同じ感覚になります。

もちろん、私は書籍を何冊か書いているので、それで専門性を評価されて
価格競争になりにくい部分もあるのですが
(県外からわざわざ事務所に来る人もいます)
それでも、ホームページからの問合せは価格競争になりやすいです。

うちの事務所はホームページからの集客は、あまりしていないです。
名刺の延長くらいの感覚。

ですから、価格競争に陥りやすいHPからの問合せは意識していないです。

で、実践していることは何か?

とにかく、人間関係を作る

新規の問合せ、と
既存顧客の問合せ

この2つで、とにかく人間関係を作ることを意識しています。

人間関係を意識した、新規の問合せ

信頼している人からの「紹介」
これに勝るものはないと思っています。

例えば、すごく信頼している税理士さんや保険の人、地域包括などからの紹介。
特に相続や後見関係。

この場合で、お客さんから
「安くして」とか「あいみつお願いします」と言われることは
まずないですよね。

こちらも安心して仕事ができます。

自分も誰かを紹介するときって、
変な人は紹介できないじゃないですか。

紹介先との関係が壊れるかもしれないので。

ですから、まず紹介されていると言うことは、変な人じゃないこと可能性が高い。

お客さんとお互い尊重しあえる関係が作れて、とても気持ちよく業務を進めることができます。

ですから、まずは紹介される人になる
そして、紹介されるような関係性を構築する。

勉強会を一緒に何度もしたり、読書会をしたり、一緒に飲んだり(笑)
とにかく何度も会う。

紹介された業務は一生懸命対応する。

そして、逆にこちらからも紹介する。

他にも人間関係を作る方法として、
地域のお店でご飯を食べる
地域の会社に、仕事を頼む(名刺の印刷とか)

そういえば、地域とのつながりも作ろうと思って、
町内会の仕事を手伝うことにしたんだ。
町内会長にまでなってしまうのは、誤算でしたが(笑)

あまりにもありきたりですが、こうゆう一歩一歩の積み重ねが大事なのかなって思います。

既存顧客の問合せ

とにかくお客さんのことを大事にする。
お客さんのことを忘れないように、情報を残す。
そして、こちらが忘れられないように、ときどきコンタクトする。

これですね。

3年前の遺言のお客様。
いまでも、ときどき手紙(事務所通信)をおくって、コンタクトしています。
忘れられないように。

そうすれば、状況が変わって、遺言の内容を見直したいときも、
また問合せが来ます。

その時、情報を整理していれば、すぐに前回の遺言の内容も確認できる。
お客さんも安心です。

うちはこんなシステムを使っています。
https://minjishintaku-kantokunin.org/2022/07/03/houkarute/
興味があれば、お問い合わせください。

このとき遺言を書き換えることになって、
お客さんから「あいみつ」を求められることはまずないですよね。

それに、お客さんの家族に相続があったときもそう。
一度、こちらに頼んでいるので、お客さんも安心して頼めるのでしょう。
費用もどれくらいかかるかはおおよそで予想できるし。

もちろん見積もりは出しますが、「それでお願いします」と言われることがほとんどです。

確かに、手紙をときどき出してコンタクトをとることは面倒ですが、
その価値は十分にあるなって思っています。

(それも、上記のシステムを使って、手紙を出しています。)

さらに、お客さんからの紹介もきたりします。
これもすばらしい!

お客さんからの紹介は、良いお客さんになる可能性も高いので、
私もとてもうれしいです。

結局やっていることは「つながり」を作ること

スマホが普及して、とても便利になりました。

でも、むしろ便利になったからこそ、
人間のリアルのつながりが求められるのかもしれませんね。

今後は人口がどんどん減り、「数多く売る」、というのが難しくなっていくと思います。

でも、つながりを作って、自分のコミュニティーを育てて、人からカワイがられれば、
まだまだ生き延びていけるかなって感じています。

やってることは、案外、泥臭いことばかりです。

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